こだわりを持つこと、視点をほどくこと

自分の人生を歩んできた時間が長くなるほど、経験の積み重ねとともに「自分の好み」がはっきりし、それなりに「こだわり」も生まれてきます。

私は、「何かにこだわること」自体は決して悪いことではないと思っています。むしろ、好きなものをとことん追求していく過程は、人生を豊かにしてくれる大切な時間です。

 

日々の生活の中でも、物・時間・気持ちにゆとりを持つためには「断捨離」が欠かせません。自分の目と心でこだわりを持って「取捨選択」をすることは、自分らしい世界を作るための心地よい作業でもあります。

ただ、ふと思うことがあります。 自分の好きなもの、都合のいいものだけを周りに集めていくと、自分の世界は潤うけれど、その分、外の世界や社会の動きに少しずつ疎くなってしまうのではないかという不安です。

 

社会の中で生きている以上、自分だけの好みだけで完結することはできません。周囲にアンテナを張り、新しい風を取り入れる余裕も持っていたい。自分の中に「こだわり」という芯を持ちつつ、同時にそれを外せる柔軟さも持ち合わせる。少し矛盾しているようですが、そのバランスがとても重要だと感じています。

 

「自分が考えていることが、常に正しいとは限らない」

だからこそ、時にはあえて見方を変えてみることが必要です。 そんな「視点を変える」大切さを、最近、愛犬たちが教えてくれました。

 

散歩中、彼らは道端に生い茂る草が大好きで、毎日飽きもせず顔を突っ込んでクンクンと匂いを嗅いでいます。おかげで散歩はなかなか前進しません(笑)。

ある日、その姿を眺めていた時、ふと不思議な問いが浮かんできました。「毎日毎日、こんなにクンクンされている草の方は、一体どんな気持ちなんだろう?」

くすぐったいのか、一緒に楽しんでいるのか、それとも「もう、しつこいなあ」なんて思っているのか

 

草の気持ちなんて、本当のところは分かりません。けれど、今まで自分の中に全くなかった「感性」がふっと降りてきたような、そんな感覚がありました。その直感を、なぜか「とても大切にしなければいけない」と強く感じたのです。

 

自分の中から新しい何かを生み出すために、真剣に悩み、答えを出す。 その一方で、周囲から得る情報や自分とは違う考え方を、素直に自分に学ばせてあげる。

どちらも欠かしてはいけない、大切な心のあり方なのだと思います。

 

この「視点の幅」を広げる感覚を、これからのアクセサリーづくりにも活かしていきたい。そんなことを思う、今日この頃です。


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Crystal Echo

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